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ごあいさつ

 熊本地震の発生から3年が経過しました。熊本こころのケアセンターは平成28年10月に設置され、市町村や地域支え合いセンターと協働しながら被災された方々へのメンタルヘルスケア活動を続けています。
 熊本地震後、ピーク時には4万8千人の方が仮設住宅に入居されていましたが、令和元年5月末現在は約1万2千人となっています。県全体を俯瞰すれば、日々着実に被災された方の生活再建は進んでおり、喜ぶべき状況である一方で、いまだ生活再建の見通しが立たず、先行きの不安や取り残され感からメンタルヘルス不調が深刻化する方もおられます。生活再建を果たされた方々の中にも、いまだ心身の回復が十分ではなかったり、新たな生活課題に直面して心の不調をきたしてしまう方もおられます。また、長期持続的なストレス状態から発生するうつ病や依存症などは、これから増えてくるのではないかとも懸念されます。熊本地震後のメンタルヘルスケア活動はこれからが本番であり、当センターが担う役割も大きくなるものと考えています。
 当センターでは、引き続き被災された方々の声に耳を傾け、被災地のメンタルヘルスケア体制の創造的復興に尽力したいと考えています。皆さまのご指導とお力添えを心よりお願い申し上げます。

熊本こころのケアセンター センター長
矢田部裕介